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徹底解説!誰も知らない「Wi-Fi」のお話 part.2

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前回より後編が遅くなりすみません。さて、前回では…

・2.4GHzと5GHzの違い

・電波特性

に関して説明しました。

ここまでは誰も知らない、というより、どこにでもある情報を噛み砕いて説明しただけですよね。

ここからが本番です。

part.2から見ている方や、内容忘れた!という方は、こちらからご覧ください。

 

今回は、初心者の方にはアンテナの調整方法、中級者の方には設定はどこを変えればいいのか?を書きます。

 

【アンテナがついている機種】

こんな機種とか…

 

こんな感じの機種はアンテナが動きますので、調節する事で大きな効果を得られますが、単純に向けりゃーいいって話じゃないんですね。これが。

図を参考に…

つまり…向けた方向の90度反対側に飛ぶ。と考えて頂ければと思います。

これを参考に調整しつつ、スマホを見ながら、下記Speedtestアプリなども使用して、

ベストな位置を探すことが最短ルートです。

 

【アンテナが付いていない機種】

付いていない機種では、機器本体に対し360度電波が飛びますので、スマホを見ながら微妙にずらしたり、

まっすぐ置くことにこだわらず、斜めに置いて見たり…横に置いたり…色々試行錯誤するのですね。

360度飛ぶといいますが、案外調整は効くものです。

あ、良くなった!と思ったら、そこがポイントです。Speedtestアプリなども併用して、速度の変化を実感できます。

iPhone アプリ

Android アプリ

基本的にPing(反応するまでの時間)は30ms以下、速度は5Mbps以上出れば快適です。

ちなみに、私の家はVDSLにOCNという最悪の組み合わせで、

どれだけ高級機で調整しようが30msも超え、5Mbpsも切ることがあり、無線が原因とも限らないことに注意してください。調整するなら平日のお昼がおすすめですね。

だからネットワークは嫌いなんだよ〜(研究しておきながら、愚痴でした。)

 

(アンテナ付きの機種と比べて指向性(=一方向にビシッと飛ばす能力)は低いですが、一般家庭では汎用性がありますね。)

アンテナが付いていないから悪い。という訳ではありません。

昔の携帯は大きなアンテナがありましたけど、今のスマホには無いですよね。あったとしてもそれは「テレビのアンテナ」ですので、伸ばしてもほぼ効果はありません。

アンテナの性能が向上していますので、無線LAN(Wi-Fi)でも、必要がなくなったんですよね。

 

・再起動してみる

はい、これ意外です。別にぶっ壊れる事はないので一度ネット関係の機器、コンセントを抜いてください。

(壊れる確率はあなたが飛行機で事故に遭う確率と同じぐらいです。責任は取れませんが大丈夫です。)

NTT、au KDDI、SoftBankと書いてる機器や、BUFFALOやNECと書いてあるWi-Fiの機器。

1分待って繋げてみてください。3分程待たないと繋がりませんが、あっ、と実感するほど早くなるかもしれません。意外と出張先でよくありました。

原則原理の説明は省略しますが、休憩っていうやつです。

 

・(中級者向け)設定変更編

では…アバウトに「どこを」変えれば悩みを解決出来るのかを書いていきますので、

中級者の方はぜひチャレンジしてみてください。もちろんですが、自分の所有または許可の得れた機器のみにしてください。

設定変更を説明したいのですが…機種ひとつひとつ説明すると異常に長くなるので、

機種の取扱説明書などをご覧ください。(おそらく、型番で調べるとネット上にあると思います…)

 

・アンテナの調整をしても「電波」の届きが悪い。

→帯域幅設定というものがあり、20MHzと40MHzがあります。(道幅だと考えてください。)

実はあまりどこの記事でも触れられませんが、40MHzにすると、電波の強さは単純に半分になります。これは法的理由であるため仕方がないので、

距離があり不安定な場合は、40MHzから20MHzにすることで、より安定します。

また、ビーコン間隔(親機が電波を発する間隔)を、100から20に設定すると、

速度は低下しますが、電波は安定します。(速度低下はあまり分からない程度です)

次に、チャンネル設定があります。1〜13chと13個のチャンネルがありますが、数字が小さいほど距離が飛びます。

上記設定で解決した場合は変えない方がいいと思いますが、基本的には自動を推奨していますが、

頻繁に切れたり、通信が出来なくなる場合は、なるべく低いチャネルの利用をおすすめしています。

電子レンジとの相性もありますので、大変かと思いますが一つ一つ試すのが近道です。

12ch〜13chは体感的に電子レンジとの干渉は軽減されています。

 

・5GHzを使用していて、定期的に切れる。

→チャンネルの設定です。チャンネルとは道路そのものだと考えてください。(国道XXX号線…など。)

これらのチャンネルによってルールが異なりまして、

実は100ch以上のチャネルは定期的に気象レーダーと干渉しないかのチェックが義務付けられています。(自動でチェックされます。)

このチェックをしている間、おおよそ1分間は通信が出来ないので、

固定が可能な機種であれば、チャンネルを36,40,44,48chのどれかや、W52など機種により表記は異なりますが、このいずれかに設定してください。

もし屋外で使用する場合は法律で定められていますので、上記の36ch〜48chや、W52には設定しないでください。Pocket Wi-Fiなどの5GHzは変更できないので注意してください。

WiMAX機種であれば、5GHz(屋内)が36〜48ch、つまりW52です。5GHz(屋外)が52ch〜で、W53,W56と言われます。5GHz(屋内)はメーカーの自主規制?で出力が半減するというデメリットもあります。

届かない場合は、2.4GHzを使用するか、5GHz(屋外)を使うといいでしょう。(屋内で屋外設定はOKですが、上記のように定期切断する場合があり、注意が必要です。)

なお、筆者宅で使用中のPocket Wi-Fiでは、なぜかあまり気象レーダーでの切断がなく安定しています。

前の機種は頻繁に気象レーダーチェックがあったため、機種固有のものかもしれません。

 

長くなりましたが、みなさまの快適なWi-Fiライフの手助けになればと思います。

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