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最近話題になっていますね…妊娠加算。
政治的な話や宗教的な話は、人により意見が分かれ炎上しやすいネタでもありますので、当ブログではあまり控えていたのですが…
ちょーっとお話してみたいなぁと思いましたので、書いてみます。
数百円の加算とはいえ、妊娠すれば「妊娠税」を取られる!!という風に考えられているのも事実。
たしかに、何かとお金取られますよね。
_人人 人人 人_
>働いたら罰金<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄_人人 人人 人 人人 人 _
>働かなかったら賞金<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ pic.twitter.com/60QyHV7XM1— 彩林檎 (@ayaringo) 2013年8月25日
では、この妊娠加算とは何のために登場したのか、妊娠加算はどうあるべきなのか?
についてお話していきます。
賛成?反対?
私は賛成派ですが、意見する前にちゃんと読んでから意見してくださいね。
読まずにテキトーな自己中心的な意見が飛んでくる事が多いですが、記事内に書いてあったりしますが、
それを突っ込むと逃げる人とかよく居ますので。
何のために妊娠加算があるのか
まず、妊娠加算が何のためにあるのか?ということですが、
一般の患者さんに比べ、薬の飲み合わせや、症状別の対応、さらには緊急時の対応、ケア体制など、非常に多くの手間が掛かります。
つまり、多くのコストが掛かるということですが、それなのに、同じ病気で同じ医療費ならどうでしょう。不公平に感じませんか?
しかし、妊娠加算は数百円の話です。数百円で安全を買うか、数百円節約して危険を冒すか。
確かに、少子化高齢化の観点から考えると、多少の不公平は度外視しても「廃止」の方が良いかもしれませんが、それはそれで問題が起こります。
後述しますが、妊娠加算に限らず、不平等な物はたくさんあります。
妊娠加算がなくなるとどうなるか
妊娠加算を廃止した場合に起こり得ることを想定した場合、
「医者が妊婦に対し適当になる可能性」→「受け入れ拒否、たらい回しが起きる」
→→「結果、流産や死産が発生したり、母親も死亡したりする可能性」
が考えられます。女性の皆さんや、妊婦の方はここまで考えましたでしょうか。ただこれって、どちらを取っても難しい話であり、ダブルバインドでもあるんですね。
ダブルバインドは、日本人特有の話し方でもあったりするのですが、例えば説教をされていて、
お前がやったのか!? と問われ、ハイと答えれば怒られますし、イイエと答えても嘘つくな!!と怒られる、つまり「最適解が存在しない状態」なのですね。
こうしたやり方が学校教育でも布教された結果、黙り込んだり質問しなくなったり、積極的でない人が多くなってしまったのです。
話は逸れましたが、今回の「妊娠加算」の話も、ダブルバインドなのですね。
妊婦の安全性を考え、妊娠加算を制定すれば、「妊娠税だ!!」と叩かれ、もし妊娠加算が無くて、妊婦受け入れ拒否が発生しようなら「差別だ!!」と叩かれ、
結果、どちらでも叩かれるのですね。
(医療は平等に受ける権利がありますから、元々受け入れ拒否はあってはならないのですがね。)
次ページで、不平等ではないか?という点と、まとめについてお伝えします。
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