さて、事は遡る6月ぐらいの話になりますが、
筆者が休職して統合失調症がひどくなった時期がありました。
そこで退職になった後、退職を今通っている医師に告げると
「入院しましょう。」
と言われたのが始まりです。
今回、その入院に至るまでと、至らなかった理由についても
語っていきたいと思います。
5月連休明け
まあいわゆる5月病ってやつが始まりですね。
連休明けの勤務から異常な疲労を感じ、そこから休職になりました。
最初、精神的な症状?とは思わず、通っている心療内科より内科に通い、
血液検査等をするも異常なし。
精神科の先生に告げてください。と言われ終わり、
しばらくする頃にはゴミ出しにも行けなくなり、出前の容器が散乱、
部屋にはハエが湧く状態になってしまいました。。
そしてようやく、一人暮らしは無理だ、、と思い、
休職の旨と入院したい旨を告げると医師は、
「あなたよりひどいひともっといますよ。」
と一笑され、入院は却下。
まあ薬を調整され、過眠期に入ったといいましょうか。
18〜36時間ぐらい寝てましたね。
電話も全員着信拒否にして、郵便物も一切取らず
寝たきりでしたね。
それから会社に統合失調症の薬まで出てることを告げると、
案の定退職になりましたと。
それも医師に報告。ここまでの時系列的には3ヶ月ぐらいなので
ここは8月ぐらいだろうか。
先生の態度は変わり「入院しましょう。」となったのです。
私は取り乱しました。
なぜいまさら入院?悪くなってからしか入院はできないんですか?
予防医療という言葉はないんですか?
5月の段階で早期発見、その段階で入院しておけば
今頃快方に出て来れたのでは?
先生はこう言った。
あなたの言葉を聞いて、今私の中で入院だと思いました。
とりあえずの薬1週間分を出します。
来週には確定しているので、あとは受付で聞いてください。
と。
そして受付では具体的な入院に必要な準備物などが言われる…
町医者で、多くの患者が待つ中
(多分自分が長引いて時間押してしまった)
その1週間をまともに過ごせたか?と聞かれれば、全く覚えていない。
時がしばらく過ぎ、万策尽きて役所に「死にたい〜」って行っていたようです。
そして役所の人が病院と連絡を取り、翌日に診察する事になったのですが、
その診察が「入院先の病院の先生」も来て診察すると聞かされました。
その時点で、措置入院かな…と、覚悟を決めていきました。
結局その「入院先の先生も来る」というのは役所の人の聞き間違いで、
同じクリニックの非当番の先生が来て、最初はその先生、その次に2名での診察でした。
結果、とりあえず会話は出来るので措置入院の必要性はなし、
もし措置入院の場合は、このまま救急車で運ばれていたようです。
しかし、親とはトラブルがあり連絡が取りたくない、行政にも警察にも記録を残している。
と説明してあり、入院の要である「保証人」が用意できない状態に至っていた。
医師としては、医療保護入院にしたい所だったようだが、任意入院にせよ
特に精神科は対人トラブルや物品破損、追加費用がかかることが多く「保証人」が
いないと入院は不可能だという。
じゃあそういう人は入院できないのか?というと、そうではないといい、
「市町村同意」(原文ママ)があればいける、と。
(市町村長の同意、を示すのでしょう)
じゃあそれを、と言ったのですが、簡単にはできないと、
そこで役所に行ったんですかね。順番が前後しました。
で結果から書くと、受入先の病院では保証人がない人は不可。
生活保護を受けている場合は別と言われ、入院はできないという結論に。
いわゆる「法の抜け穴」にいる状態です。
一人暮らしで精神病を起こし、入院が必要となった場合「家族」「三等身」の保証が必要
しかも一筆に限らず身分証のコピーも必要なケースも。
まあリスキーな科なので仕方ないのかもしれませんが、
こういう人って山ほどいると思いますけど、どうしてるんですかね。
どちらにしても、措置入院や医療保護入院になっていれば、
一人暮らしの自宅に帰されることはないでしょう。
お金の工面は時間があったので、いろんな人にお願いしていたのですが、
そういう問題ではなさそうですね。
そう考えれば、入院しなくて正解だったのだろうか。
YouTubeなどで体験記を見てると、携帯禁止はもちろん、拘束、おむつ、お風呂は週2回、
色々見てても刑務所のようで…薬は余計に増やされって、地獄ですね。
そしてついでに自分の行き先と言われていた病院を調べると…
今のクーアンドリクではないですが、病室にゴキブリがいるという口コミが目立ち…
決まったらこの本とあれと〜って差し入れを頼んでましたが、
東京の隅っこで誰も来てくれそうにありません。
全身拘束で身体にゴキブリが這ってる状態だけは、意地でも避けたいと思いました。
ということで私は入院に至らず今は若干マシになり、
なんとか受注案件をこなしつつ生活しています。
閉鎖病棟は知り合いで3人ぐらい行きましたが…
体験談を聞くだけで人生で一度は…というところではありませんね。
なんだかんだ、法の抜け穴で良かったのかもしれません。
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