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実践課題研究…AcronisTrueImageはバックアップ以外の用途に利用可能

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さいしょに。これは、私が実践課題研究(学校の課題)で提出した論文です。

この課題は既に提出済みで、再利用・再提出禁止です。成果発表として載せています。

(色々な先生・学校間で共有しており、同じものが提出されると、あなたがひどく減点されます。)

 

 

ここでは、Windows PCにおけるバックアップにおいて、「Acronis True Image」を取り上げる。

このソフトウェアは、Windowsにおいては非常に有名で、クローンを製作したり、別添のソフトで「Universal Restore」といったものもあり、

このUniversal Restoreを使用すれば、異なったチップセットのPCにも復元することが可能である。

 

もちろん、有料ソフトであり、(2019年7月8日 時点 Amazonでの価格)パッケージ1台版で4,472円、同アカデミック版2,725円、

ダウンロード版では、2019年7月8日時点、Vector PCショップでの価格で5,480円と、ダウンロード版の方が高価であるといった現象が生じる。

内容としては脱線するが、小売店・流通業界への配慮で若干安くなったり、在庫のだぶつきによって価格が下落することによる現象であると考えられる。

ダウンロード版であれば、在庫のだぶつきなどがなく、メーカーが直接掲示した価格になってしまうため、価格が下落する要因が少ない。

 

 

 

このようなソフトを購入するにあたって、非常に重要である「体験版があるか?」「購入後使用出来なかった場合に返品可能か?」については、

このソフトでは、30日無料体験が用意されており、製品版のすべての機能が利用できる。

製品版の機能を全て利用できるようにしてしまうと、抜け穴(後述)が出来てしまうという問題があるが、非常に太っ腹である。

 

バックアップソフトなので、もちろんOSが起動不能の状態でも、カスタマイズされた独自のリカバリ用OSが起動できる。

また、このリカバリ用OSは、ブートレコードを若干改変して、起動中にF11を押せば起動出来るようにする方式と、ブータブルメディア(DVD、USBメモリ)に焼くことで起動する方法とあり、

後者では、カスタマイズ版のWindows PEかLinuxのどちらも選択することが出来る。WindowsPEベースの方が、より高度な機能が利用できる。(Linux版は、事情によりPE版が使用できない場合の救済措置として用意されている)

 

もちろん、Linux版を使ってもリムーバブルメディアからイメージを読み出したり、レスキューメディアでバックアップイメージを作成したりもできる。

LinuxやWinPEベースで動作するように、このバックアップソフトはMac版やLinux版(法人のみ)iOS/Android版も用意されている。

 

Microsoft純正バックアップと比較すると、リムーバブルディスクへのバックアップはもちろん、

リムーバブルディスクのブータブル化(差し込むといきなりリカバリ機能が起動)、DVDなどの光学メディアへのバックアップ、ネットワークドライブへのバックアップ、独自のAcronisクラウド(1TB、サブスクリプション版のみ)へのバックアップも可能である。

 

バックアップにおける利便性の高い機能として、指定容量での分割(メディアに焼く、USBに入れる際に便利)、圧縮(レベル指定可能)、暗号化(AES256などのレベルの高い暗号化)、不良セクタ・エラースキップ、メール通知(容量不足など)、クラウドバックアップ(Acronis独自クラウドなど)、ネットワーク上にもバックアップが出来る機能があり、

分割機能はzipのように連番で行われるので、可用性が高く、実際の復元時にはフロッピーディスクのように交換しながら行えるように配慮されている。FAT32などに4GB以内で納める場合にも使える。

さらに個人情報などがある場合に使える暗号化、故障寸前HDDのバックアップ時にも便利な不良セクタ・エラースキップ、セクタ単位バックアップ機能もあるので、壊れかけHDDから新しいHDDにコピーを行いたい際にも使えるソフトである。

 

スケジューリングして無人でバックアップを行う場合に使える、メール通知機能も備えており、こちらを使えば容量不足や不測の事態が発生した際に、メールで通知を受け取ることも出来るので、有人で監視する必要性も下がる。

 

先に書いてしまったが、スケジューリングも出来るのは当然のようで、ノンストップ(ファイルの書き換えの度にバックアップ)、イベント(ログオンオフ、再起動、起動後n分など)発生時バックアップができる。

 

増分・差分・バージョン・カスタムスキームによるバックアップ方法の選択、ファイル除外設定(ページファイル、更新プログラムのゴミなどの不要なファイルは、標準で除外設定になっている)、など、幅広いバックアップ方法の選択もできる。増分は前回に比べ増えた分だけ、差分は初回以降に変更されたファイルをすべてバックアップするなど、一般的には増分の方が容量を節約できるが、増分は前回分が破損すると復元できなくなるのでリスクがあるので、

状況に応じて手法を選択できるのは非常に便利である。

 

他にも、データに冗長性を持たせる機能として、ベリファイ、予備コピー、

さらにかゆいところに手が届く、完了後シャットダウン、処理優先度、クラウドバックアップ時の速度制限、バックアップの自動削除などの機能に加え、デバイス間でのファイル同期機能、遠隔操作機能もある。

 

また、Microsoftのようなおせっかい機能としては、海賊ソフト(巷で出回っている体験版の期限解除ソフト)などを使用すると

検知する機能もあり、海賊のマークと、ライセンスを購入するよう促す、特別割引の表示が出て来る。

(もちろん、海賊版は利用してはいけない)

しかしながら、同ソフトがすばらしいのに一点、残念なところがあり、ネット上で調べてみると「サポート」と「独自機能」が著しく評判が悪く、

こちらのレビューを見てみると、サポートは不具合を認めても、特に対応などがないように捉えれる。

 

(引用元:Vector)

あわせて読みたい
Acronis Cyber Protect Home Officeシリーズの詳細情報 : Vector ソフトを探す! 簡単・オールインワン・安心の三拍子揃った個人向け バックアップ製品の定番

 

また、売りの「ノンストップバックアップ」についても、機嫌を損ねてエラーになるとのことで、

もし本当ならば、売るための取って付けた「売り文句?」のように考えられる

(自宅のPCおよび所有のPCはスペックが低く動作が重くなるため、試していない。夏期休暇などに入れば検証してみようと考えている。)

 

しかし、このようなソフトは環境に強く依存するため、その人のPCや別のPCでは動いた、動かなかったといったことが多いので、複数台、別OSでも発生するのか?等の原因の切り分けが必要である。

 

 

 

最後に、このソフトウェアは、リカバリのためのものであるが、

今すぐリカバリが必要でなくても、いざという時に色々な用途に使える、救急箱的な存在であるので、

1台分のライセンスを購入しておいても、価格も他の競合ソフトと変わらず損はないと考えられる。3台分購入しておいても、リーズナブルである。

 

また、私の持っている2016版には搭載されていないが、2019年版やOffice 365のようなサブスクリプション(月額制)にすると、

ランサムウェアからの保護機能、暗号通貨採掘スクリプトをブロックする機能、独自の1TBクラウドバックアップストレージなども利用できる。

 

 

ひどい論文だと思ったかもしれませんが、課題の内容としては十二分な内容なのですね。

(今回は、課題が易しいので。)

ご覧頂きありがとうございました。

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